書籍一覧に戻る ホームページに戻る










本書収録の絵(戸田和章 画)
あのときを語り継ぐ 戦争の追憶

戸田和章 著・発行

166頁 B6判 並製
非売品(小社制作)


本書のご紹介
 著者である戸田和章さんとのご縁で、ご尊父の壮絶な戦争体験を後世に残すお手伝いをさせていただきました。ご尊父が戦場で遭遇された塗炭の苦しみや戦争の愛別離苦は、戦後生まれの私には想像を絶するものでした。あの過酷な時代に、あのような境遇の中でなお実直に生きてこられたご尊父の、本書に収録された一言一言に、平和な時代だけに生きてきた私は言葉を持ちません。

 本書は、ご尊父の記憶を和章さんが丹念に掘り起こし、まとめ上げられた渾身の一冊です。和章さんは安易な妥協を好まない方です。多忙な本業のかたわら、ご尊父への聞き取りのため、週末ごとに実家に通われました。ご尊父の経験をできる限り正確に記録しようと、何度も何度も確認と調査をされました。また、誰もが理解しやすい読み物として後世に伝えようと、推敲を重ねてこられました。

 その結果、ひとりの兵の従軍記というにとどまらず、大所高所からの視点に立った、太平洋戦争の本質にも迫る一冊が完成しました。戦後間もない時期に書かれた数多の戦記とは決定的に一線を画す、本書の価値がここにあるのです。

 本書はまた、お二人が誠実に作業を進めてこられた共同の記録でもあります。戦後六十年の歳月を越えてご尊父の記憶が現在によみがえり、紙面に刻み込まれました。本書を読むと、忘れられてはならない戦争の事実が私たちの胸に突きささり、兵士たちの人間くさい生きざまが、私たちの共感を誘うのです。
平成17年11月             
金壽堂出版  吉村 始

目 次
この本を手にされた方へ

第一章  戦 争 へ
 第一節  青年学校時代
 第二節  入   隊
 第三節  中国の軍事教育時代

第二章  南太平洋戦線
 第一節  南 方 へ
 第二節  ニューブリテン島ガスマタ地区警備
 第三節  米軍 ニューブリテン島に上陸

第三章  カ号作戦
 第一節  ナカナイ山脈の行軍
 第二節  ラバウルへの道
 第三節  ラバウル防衛

第四章 戦争の終焉
 第一節  終   戦
 第二節  内地帰還

      回想のおわりに
      本書の制作に携わって
      あとがき



書籍一覧に戻る ホームページに戻る