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字幕の現実 映画の真実

鶴田和寿 著
(通訳、翻訳家、映画評論家)

132頁 B6判 並製
定価 本体1200円
ISBN4-9900882-7-1

 新進気鋭の翻訳家・映画評論家による、映画の字幕を通じた文化論。エンターテイメントであると同時に、さまざまなメッセージを発信する映画。それらを“斬って”“おいしく料理する”ツルタ・ワールド。

  著者略歴

1977年 福岡県生まれ
2001年 立命館大学大学院国際関係学部卒業
1997年から98年、AIEJより奨学金を受けパリに正規留学し現地の大学に通って、国際関係学、政治学、社会学等を学ぶ。2003年、高校在学中からの友人であるDaneeta Saft監督、パックン(パトリック・ハーラン)出演のドキュメンタリー映画“Tokyo Cowboys”(2005年イギリス公開)に出演。2004年には外国特派員協会にて開催された「平和・無防備都市条例をつくる会」の記者会見で英語と仏語の通訳を務める。

映画評論を通じた一種の平和学
安斎育郎(立命館大学国際平和ミュージアム・館長)
 この人のどこにこんなに面白い話が詰まっていたんだ? 「能あるブタはヘソ隠す」、いや、「能ある鷹は爪隠す」たあ、このことだ。面白いねえ。英語、フランス語、イタリア語に通じている鶴田君の縦横無尽の蘊蓄は、僕にはたまらなくオモロイね。

 この著者は、単に映画づくりの良し悪しをドラマツルギーや映像学的観点だけから論評しているのではない。映画の政治性にもちゃんと目を向けているな。『アメリカンプレジデント』については “Governing is choosing ”(政治は選択だよ)という台詞に関連して、地球温暖化についての京都議定書に背を向けるアメリカの例を引き合いに出し、「大国アメリカの選択=世界の選択」になりかねないことへの懸念を表明しているという具合だ。

 鶴田君再発見のこの本、映画評論の形をとった一種の鶴田和寿平和学の本だな。私にはできない仕事だ。

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